心不全治療薬


@治療に用いられる薬は主に3種類、古くから使われてきたのはジギタリス、血中濃度を測定して使えば、安全で効果的。ジゴギシン0.25mg≒メチルジゴギシン0.15mg。

A軽症の心不全の場合は利尿薬から始め、改善されなければ、ジギタリスを加える。

B急性憎悪時には注射薬のドパミンやドプタミンを使う、経口薬のカルグートは外来で長期に渡って心機能を高めるために使われる。

C血管拡張薬が心不全の治療に使われ始め、特にACE阻害薬が今、第一選択薬になっている。
また、β遮断薬も特殊なケースで用いられる。



低血圧症治療薬
 低血圧の基準:成人では収縮期(最高)血圧が100oHg以下、拡張期(最低)血圧が60oHg以下を低血圧という。

@慢性低血圧症でも、すぐ薬を使うとはかぎらない。日常生活の改善が第一歩。

A起立性低血圧症は,まずその原因をつきとめるのが大事。薬が原因のこともある。

B愁訴が多く、生活療法では不十分なとき薬を使用するが、あくまでも対症席法である。

C主な昇圧薬として使われるのは8種類。血管を収縮させるか、心筋の収縮力を強めることにより
昇庄作用を現す。

D不定愁訴や精神症状が強い人にマイナートランキライザーや抗うつ薬を処方する。

E 重症な起立性低血圧に鉱質ステロイド、プロスタグランジン合成阻害薬,β遮断薬が用いられるが、効果はあまり期待できないことが多い。





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初級薬理学
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