分類 | 収縮期(mmHg) | 拡張期(mmHg) | |
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最適血圧 | <120 | かつ | <80 |
正常血圧 | <130 | かつ | <85 |
正常高値血圧 | 130〜139 | または | 85〜89 |
軽症高血圧 | 140〜159 | または | 90〜99 |
中等症高血圧 | 160〜179 | または | 100〜109 |
重症高血圧 | ≧180 | または | ≧110 |
収縮期高血圧 | ≧140 | かつ | <90 |
分 類 | 原因疾患・原因薬剤 |
腎性高血圧 | 腎実質性高血圧(急性・慢性糸球体腎炎、慢性腎盂腎炎、 糖尿病性腎症、多発性のう胞腎、水腎症、間質性腎炎など) 腎血管性高血圧(線維筋性異形成、大動脈炎症候群、多発性動脈炎、 解離性大動脈瘤、動脈瘤、塞栓など) 原発性ナトリウム貯留、レニン産生腫瘍 |
内分泌性高血圧 | 副腎性(原発性・特発性アルドステロン症、クッシング症候群、 褐色細胞腫、先天性副腎過形成など) 甲状腺性(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症など) 副甲状腺機能亢進症 下垂体性(先端巨大症、クッシング病など) |
心臓・血管性高血圧、 神経性高血圧 |
大動脈縮窄症、大動脈炎症候群、大動脈弁閉鎖不全症など 脳圧亢進(脳腫瘍、脳炎など)、脳血管障害 その他(呼吸性アシドーシス、睡眠時無呼吸症候群、 急性ポリフィリア、自律神経失調症、鉛中毒、ギランバレー症候群など) |
妊娠中毒による高血圧 | 妊娠中毒症 |
外因性高血圧 | 交感神経刺激剤・経口避妊薬・ステロイド剤・非ステロイド系抗炎症剤・ 甘草・MAO阻害剤(抗うつ薬)などの服用、塩分の過剰摂取、 鉛中毒など |
その他 | カルチノイド腫瘍、多血症など |
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←レニン(腎) |
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組織のキマーゼ→ |
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←ACE(肺、血管内皮) |
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他に危険因子なし |
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1〜2つの危険因子 |
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3つ以上の危険因子、又は標的臓器障害か糖尿病あり |
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循環器系合併症あり |
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使用を避ける疾患 |
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心不全 高齢者 収縮期高血圧 |
糖尿病 |
痛風 |
脂質代謝異常 sexually active males |
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狭心症 心筋梗塞後 頻脈性不整脈 |
心不全 妊娠 糖尿病 |
気管支喘息 閉塞性肺疾患 2-3度のA-Vブロック |
脂質代謝異常 運動家、活動的患者 末梢血管病 |
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心不全 左室機能異常 心筋梗塞後 |
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妊娠 高K血症 両側性腎動脈狭窄 |
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狭心症 高齢者 収縮期高血圧 |
末梢血管病 |
2-3度のA-Vブロック |
うっ血性心不全 |
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前立腺肥大症 |
耐糖能障害 脂質代謝異常 |
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起立性低血圧 |
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ACE阻害薬による |
心不全 |
妊娠 両側性腎動脈狭窄 高K血症 |
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降圧利尿薬 | 体内のナトリウム量を減少させ、血管内を循環する血液量を減らすことで血圧を下げる薬。 |
β遮断薬 | 心臓の働きを活発にするホルモンが、心臓の特定部位に結びつくのを遮断して、心臓の収縮をゆっくりさせて、血圧を下げる薬。 |
α遮断薬 | 血管平滑筋にある血管を収縮させるホルモンが、特定部位に結びつくのを遮断し、血管を拡げて血圧を下げる薬。 |
ACE阻害薬 | 血管を収縮させる物質を生成する酵素の働きを抑えて、アンジオテンUの産生を抑えて、末梢の血管を拡げて血圧を下げる薬。 |
ATU拮抗薬 | 血管を収縮させる物質が、血管の特定部位に結びつくのを防ぎ、血管収縮作用を抑えることによって末梢の血管を拡げ血圧を下げる薬。 |
Ca拮抗薬 | 血管や心筋を収縮させるカルシウムの血管の細胞内への流入を阻止し、末梢の血管を拡げて血圧を下げる薬。 |