GINA2003(喘息予防・管理国際指針)
GINA(Global Initiative for Asthma)ガイドライン


成人および5歳以上



重症度 日常長期管理薬
ステップ1 
間欠性喘息
  必要なし
ステップ2  
軽症持続性喘息
  吸入ステロイド薬 (低用量)
ステップ3 
中等症持続性喘息
  吸入ステロイド薬 中用量長期間作用型吸入β2刺激薬
ステップ4  
重症持続性喘息
  吸入ステロイド薬 (高用量)長期間作用型β2刺激薬
  必要 に応じて以下の内から1つ以上を追加
   
徐放性テオフィリン薬
   
ロイコトリエン拮抗薬
    長期間作用型経口β2刺激薬
   
経口ステロイド薬
重症度 その他の治療選択肢
ステップ1
間欠性喘息
 記載なし
ステップ2  
軽症持続性喘息
  徐放性テオフィリン薬、または
 
DSCG、または
 
ロイコトリエン拮抗薬
ステップ3 
中等症持続性喘息
  吸入ステロイド薬(中用量)+ 徐放性テオフィリン薬、または
 
吸入ステロイド薬(中用量)+長期間作用型経口β2刺激薬、
   または
 
高用量吸入ステロイド薬(高用量)、または
 
吸入ステロイド薬(中用量)+ロイコトリエン拮抗薬
ステップ4  
重症持続性喘息
 記載なし
全段階で:
規則的な長期管理薬の日常投与に加え、必要に応じて症状軽減のため短時間作用型吸入β2刺激薬を用いるが、1日3〜4回以上用いるべきでない。
喘息がコントロールされた状態が少なくとも3ヵ月続けば、その状態を維持するための最小限の治療法を見極めるため、維持療法を徐々に軽減することを試みるべきである。

                 吸入ステロイド薬の用量 (成人)

薬剤名
低用量 中用量 高用量
アルデシン、
べコタイド
200〜500μg 500〜1,000μg 1,000μg以上
  キュバール 100〜250μg 250〜500μg 500μg以上
  フルタイド 100〜250μg 250〜500μg 500μg以上
  パルミコート 200〜600μg 600〜1,000μg 1,000μg以上







小児(5歳未満)


重症度 日常長期管理薬
ステップ1 
間欠性喘息
  必要なし
ステップ2  
軽症持続性喘息
 吸入ステロイド薬(低用量)
ステップ3 
中等症持続性喘息
  吸入ステロイド薬(中用量
ステップ4  
重症持続性喘息
  吸入ステロイド薬(高用量)+長期間作用型β2刺激薬
  必要に応じて以下の内から1つ以上を追加
 
  ○ 徐放性テオフィリン薬
 
  ○ ロイコトリエン拮抗薬
 
  ○ 長期間作用型経口β2刺激薬
 
  ○ 経口ステロイド薬
重症度 その他の治療選択肢
ステップ1
間欠性喘息
 記載なし
ステップ2  
軽症持続性喘息
 ○ 徐放性テオフィリン薬、または
 DSCG、または
 
ロイコトリエン拮抗薬
ステップ3 
中等症持続性喘息
  吸入ステロイド薬(中用量)+徐放性テオフィリン薬、または
 
吸入ステロイド薬(中用量)+長期間作用型吸入β2刺激
   薬、または
 ○ 高用量吸入ステロイド薬
 
吸入ステロイド薬(中用量)ロイコトリエン拮抗薬
ステップ4  
重症持続性喘息
 記載なし
全段階で:
規則的な長期管理薬の日常投与に加え、必要に応じて症状軽減のため短時間作用型吸入β2刺激薬を用いるが、1日3〜4回以上用いるべきでない。
喘息がコントロールされた状態が少なくとも3ヵ月続けば、その状態を維持するための最小限の治療法を見極めるため、維持療法を徐々に軽減することを試みるべきである。


   吸入ステロイド薬の用量 (小児)

薬剤名
低用量 中用量 高用量
アルデシン、
べコタイド
100〜250μg 250〜500μg 500μg以上
  キュバール 50〜200μg 200〜400μg 400μg以上
  フルタイド 100〜200μg 250〜400μg 400μg以上
  パルミコート 100〜200μg 200〜600μg 600μg以上