高血圧治療薬
@血圧が高いからといってすぐに降圧薬を投与するとはかぎらない。
A降圧薬は数多くあるが、そのなかても利尿薬、β遮断薬、Ca拮抗薬、ACE阻害薬、α1遮断薬の5つが主流
Bどの薬がよいかはその患者のもつ条件によって決まってくる。とくに合併症を考慮して選択されている。
Cナトリウム摂取量の多い日本人向きだが、副作用の少ない薬が登場したので使用されなくなった利尿薬。
D欧米では降圧薬として多く使われているが、日本では主に若い年代層や狭心症などの合併症をもった患者に使われているβ遮断薬。
1)β1選択性はあるか:β1選択性のものはインスリン分泌抑制作用や気管支収縮作用といったことが少なく,その分だけ副作用も少ない。
2)lSAがあるか:ISAのあるものは脈拍数をあまり減らさない。
3)投与回数:1口1〜3回投与がある。
β遮断薬はどのようにして血圧を下げる?・・・心拍出量を低下させ、レニン分泌を抑制するなどしているうちに末梢の血管抵抗が低下して血圧が下がる。
E高血圧治療の主役で、あらゆるタイプの高血圧患者に適用され、とくに問題となる副作用も少ないCa拮抗薬。
F最近よく使用されるようになったのが、ACE阻害薬。から咳に注意。
G第一選択薬のニューフェース、α1遇断薬。合併症がある患者に適している。
H降圧同士の組み合わせは、相乗作用と副作用を打ち消す効果を期待して組み合わせを決める。
I第一選択薬以外の薬は、その特徴をよく理解して病態に合ったものを選択する。
J
アンジオテンシンUは血圧を上げる(血管収縮,体液貯乱心拍数の増加)、プラジキニンは血圧を下げる(血管拡張)したがってACE阻害薬により,アンジオテンシンUはつくられなくなり、プラジキニンは分解されなくなるので血圧は下がる。
レニン-アンジオテンシンについて図解
@「ACE阻害薬について」
A「アンジオテンシンII受容体拮抗薬について」
B「心臓の働きについて」
C「血液凝固とカリクレイン・キニン系とレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系との相互関連について」
@ABCについては別紙にて詳しく説明 @ABCの「」内をクリック!!
薬理学的にも重要