めいげん 【名言】
ことの道理をうまく表現した言葉。名句。
「―を吐く」


かくげん 【格言】
短い言葉で、人生の真理や処世術などを述べ、教えや戒めとした言葉。
「石の上にも三年」「沈黙は金」など。金言。

ことわざ 【諺】
昔から人々の間で言いならわされた、風刺・教訓・知識・興趣などをもった簡潔な言葉。
「ごまめの歯ぎしり」「朱に交われば赤くなる」「出る杭は打たれる」「東男に京女」などの類。


まよい 【迷い】
(1)迷うこと。また、迷う心。
「気持ちの―がある」「―を断つ」「気の―」
(2)〔仏〕 欲望や執着などの煩悩(ぼんのう)のはたらき。悟りが開けないこと。また、成仏(じようぶつ)のさまたげとなる死者の執念。
(3)まぎれること。はっきりしないこと。まぎれ。
「霧の―は、いと艶にぞ見えける/源氏(野分)」
(4)混乱。騒ぎ。騒動。
「荒かりし浪の―に住吉の神をばかけて忘れやはする/源氏(澪標)」
(5)(髪・糸などの)乱れ。ほつれ。
「末まで塵の―なく/源氏(椎本)」


かがやかしい 【輝かしい/耀かしい/赫かしい】
(形)[文]シク かがやか・し
〔動詞「かかやく」の形容詞形。近世初期まで清音で「かかやかし」〕
(1)光り輝くように素晴らしい。非常に見事だ。立派だ。華々しい。
「―・い成功」「―・い業績を残す」
(2)まぶしいほどに光り輝いている。きらきらしている。
「御前のたちしは…―・しきまでに見ゆるに/讃岐典侍日記」
(3)恥ずかしい。面はゆい。
「独り身をえ心にまかせぬほどこそ、さやうに―・しきもことわりなれ/源氏(末摘花)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)



                                      三省堂提供「大辞林 第二版」より